実家のこれからを考えるとき、解体したほうがよいのか迷うこともあるでしょう。
ただし、解体は一度行うと、二度と元の状態には戻すことができません。
建物を壊す前に、まず家族の希望や土地の使い方を整理しておきましょう。
今回は、解体を迷ったときに確認しておきたい5つのことをご紹介します。
1.まずは、家族の希望を確認する
解体を考える前に、まず家族の希望や実家の今後について話し合いましょう。
「誰も住まない」と思っていても、将来住みたいと考える家族がいるかもしれません。
将来、家族や親族の誰かが住む可能性はあるか
家に残しておきたい物や、持ち帰りたい物はあるか
解体後の土地を、将来どのように使いたいか
希望を確認しておくことで、解体を急がず、修繕や活用など、
ほかの選択肢についても落ち着いて考えやすくなります。
2.建物の状態を確認する
見た目だけで「もう使えない」と判断するのは難しいものです。
まずは、屋根や外壁、雨漏り、床、水回りなどの傷みを確認しましょう。
建物の状態や立地によっては、修繕して住む、賃貸として活用する、
建物付きで売却するなど、さまざまな選択肢があります。
一方、傷みが大きく、管理や修繕の負担が続く場合は、
解体を含め、別の方法を検討することも必要です。
ご自身で確認しにくい場所は、無理に判断せず、
建設会社や工務店などへ相談すると安心です。
3.家財や書類を整理する
解体前には、家財や書類など、建物内に残っている物を確認しましょう。
家具や写真、思い出の品などは、片付けに時間がかかることもあります。
「譲るもの」「残したいもの」「処分するもの」「保留にするもの」
などに分け、慌てて処分せず、整理していくと進めやすくなります。
あわせて、建物の図面や登記書類、土地の境界資料なども確認しましょう。
何がどこにあるかを確認し、家族にも伝えておくことが大切です。
4.解体後の土地をどうするか考える
解体を考えるときは、建物を壊した後の土地をどうするかも考えておきましょう。
解体後も土地の管理や固定資産税など、所有に伴う負担は続きます。
また、住宅用地の特例が適用されなくなり、固定資産税等が上がる場合もあります。
実際の税額は条件によって異なるため、事前に市区町村へ確認しておきましょう。
土地の今後には、次のような選択肢があります。
| 解体後の選択肢 | 考えるポイント |
|---|---|
| 土地として売却する | 周辺の相場、需要、土地の形状を確認する |
| 駐車場として活用する | 利用する人がいるか、整備費用を考える |
| 新しい住まいを建てる | 自分たちや家族が住む予定を確認する |
| 家族が将来使うために残す | 誰が管理するか、費用の負担を考える |
土地の売却や活用方法は地域によって異なるため、専門家や市区町村へ相談しましょう。
5.費用と相談先を整理する
工事費用だけでなく、家財整理や庭木の撤去、土地管理など、
前後にかかる費用も含めて考えましょう。
建物を壊す場合と修繕して住む場合を比較し、今後の住み方や費用も考えて判断することが大切です。
売却や相続、税金などの相談先については、以前の記事で詳しくご紹介しています。
あわせてご覧ください。
【参考】将来の住まいのために整理しておきたい書類と相談先
まとめ|解体の前に、建物と土地のこれからを整理する
実家の解体は、家族の希望や建物の状態、家財や書類、
解体後の土地、費用や管理負担などを整理して考えることが大切です。
「解体する前に建物の状態を確認したい」という方も、お気軽にご相談ください。
状況に合わせて、必要な修繕や管理、今後の住まい方をご提案いたします。
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参考情報
国土交通省「空き家の問題とリスクを知ろう!」
国土交通省「空き家の管理のやり方」
法務局「相続登記・遺贈の登記の申請をされる相続人の方へ」
※固定資産税、登記、相続、補助制度、土地活用の条件などは、
土地や建物の状況、自治体の制度によって異なります。
具体的な内容は、市区町村や各専門家へご確認ください。