前回まで、実家じまいや空き家について、話し合いや管理、活用方法などをご紹介してきました。
実家じまいは親の家だけでなく、今の暮らしを見つめ直す大切なきっかけになります。
お子さんの独立などで空いたままのお部屋、眠らせておくのはもったいないです。
大がかりなリフォームをしなくても、役割を変えるだけでぐっと使いやすくなります。
今の暮らしに寄り添った、新しいお部屋の活かし方を一緒に考えていきましょう。
60代からの暮らしに、新しい役割を
子育て後の家で使わなくなった部屋は、60代からの暮らしを豊かにする貴重な空間です。
- 趣味や読書をゆっくり楽しめる場所
- 夫婦それぞれが落ち着いて過ごせる場所
- 帰省した家族が泊まれる場所
- 将来は一階中心で暮らせる寝室
これからの生活に合わせて役割を見直し、今の自分たちに最適な使い方を考えましょう。
まずは、今の部屋の状態を見てみる
使っていない部屋は、掃除や換気の機会が少なくなりがちです。
そのため、リフォームを考える前に、まず部屋の状態を確認してみましょう。
窓まわりの結露やカビ、天井や壁のシミ
床のきしみや沈み、押入れの湿気やにおい
建具や窓の開閉、放置された家具や荷物
構造などの見えにくい場所は、無理せず専門家に相談すると安心です。
リフォームを急ぐ前にまずは部屋をどう使いたいか、暮らしの準備から始めてみませんか。
使っていない部屋の活かし方
部屋の使い方は、家族構成や暮らし方によって変わります。
そこで、60代以降の暮らしで考えやすい活用例をご紹介します。
| 活かし方 | こんな場合におすすめ |
|---|---|
| 趣味の部屋 | 読書、手芸、書道、楽器などを楽しみたい |
| 夫婦それぞれの場所 | テレビを見る部屋と静かに過ごす部屋を分けたい |
| 寝室 | 将来を見据え、一階で過ごす時間を増やしたい |
| 家事室 | 洗濯物を干す場所や衣類整理の場所が欲しい |
| 収納の部屋 | 生活用品を整理し、ほかの部屋をすっきり使いたい |
| 来客・帰省用の部屋 | 子どもや孫が泊まれる場所を残したい |
たとえば、二階の子ども部屋は趣味の部屋に、一階の和室は寝室にするなど、組み合わせて考える方法もあります。
国土交通省の改修ガイドラインでも、余った部屋を収納・趣味・交流の空間として活用する考え方が示されています。
リフォームは必要か、まず考える
大がかりな改修の前に、まずは片付けや換気で部屋を整えてみませんか。
ただ、以下のような不便を感じる時はリフォームを検討するタイミングです。
- 冬の寒さや夏の暑さ、床の傷みや段差
- 窓や建具の開閉のしにくさ、使いにくい収納
- 和室を洋室にしたい、手すりや動線を整えたい
大切なのは、「これからどう暮らしたいか」に合わせて考えることです。
将来、家族が困らないための整理にもなる
部屋の見直しは今の快適さだけでなく、将来の家族の負担軽減にもつながります。
次のことを少しずつ進めておくと、将来への備えになり安心ですよ。
- 使っていないものや、家族に譲るもの・残すものを整理する
- 図面や修繕記録など、書類の場所を確認する
- 将来、誰が住まいを管理するかを話しておく
まずは一部屋から、無理のない範囲で見直してみましょう。
まとめ|空いた部屋を、これからの暮らしに活かす
子どもの独立で空いた部屋を、今の暮らしに合わせて活かしてみませんか?
趣味や寝室への変更など、お悩みに合わせた最適なプランをご提案します。
理想の暮らしに向けて、まずは気になることからお気軽にご相談くださいね。
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
関連記事
今回の「部屋の見直し」とあわせて、将来の住まいや実家じまいについて考えたい方はこちらもご覧ください。
実家じまいを考える3つのステップ
将来の住まいのために整理しておきたい書類と相談先
将来の売却や活用に備える住まいの日常管理
参考情報 国土交通省「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」
本記事では、国土交通省が示す、高齢期の暮らしに合わせて住まいを見直すための考え方を参考にしています。