子どもが独立し、これからの暮らしに合わせて家を見直したい。
そう考えたとき、「古い部分を新しくする」ことを思い浮かべる方も多いでしょう。
けれども、長く住んだ家には、使いやすさだけでは測れない大切な場所があります。
朝の光が入る窓辺、庭を眺められる縁側、家族が集まった居間など。
すべてを新しく変えるだけではありません。
残したいものを活かしながら整えることもできます。
そこで今回は、家の「好き」を残すリノベーションについてご紹介します。
まずは「残したい場所」を思い浮かべる
住まいを見直すときは、困っているところに目が向きがちです。もちろん、寒さや段差を整えることも大切です。
一方で、「ここは残したい」と感じる場所を考えると、方向性が見えやすくなります。たとえば、次のような場所です。
- 庭を眺められる窓、家族が集まる居間
- 使い慣れたキッチン、木の柱や梁、和の意匠
- 日当たりのよい縁側、思い出が残る建具
「古いから取り替える」と決める前に、好きな場所を挙げてみましょう。
残しながら、暮らしやすく整える方法
愛着のある場所を残しながら、住まいを快適に整えることもできます。
たとえば、和室を残しつつ、普段はLDKとつながる空間として使う方法があります。
建具を閉めれば個室にもなります。
また、庭が見える窓を活かしながら、内窓を設けて断熱性を高める方法もあります。
また、長く使ってきたキッチンも、位置を変えずに収納を見直すだけで使いやすくなる場合があります。
大切なのは、「残すか、すべて変えるか」の二択にしないことです。
家族と「残すもの・変えるもの」を話してみる
リノベーションの計画では、ご家族で意見が分かれることもあります。
話し合うときは、次の3つに分けて整理すると考えやすくなります。
| 分け方 | 具体例 |
|---|---|
| 残したいもの | 庭が見える窓、和室、柱や梁、思い出の建具 |
| 変えたいもの | 窓からの冷気、暗い廊下、傷んだ床、水まわり |
| 迷っているもの | 使っていない子ども部屋、広縁、客間 |
そのため、「残したい場所」は、写真に撮っておくのもおすすめです。
打ち合わせの際に伝えやすくなります。
思い出を残しながら、これからの暮らしへ
リノベーションでは、昔の暮らしをすべて手放す必要はありません。
たとえば、使わなくなった和室を寝室や趣味の部屋に変える方法があります。
広縁をリビングとつながる空間として活かす方法もあります。
こうして、家の良さを残しながら使い方を変えていくことも、リノベーションの方法の一つです。
まとめ|「残したい」を出発点に考える
リノベーションを考えるときは、不便なところだけを見るのでは足りません。
大切にしたい場所にも目を向けてみましょう。
「この家の雰囲気を残したい」「何を残して、どこを変えるか迷っている」。
そんなときは、お気軽にご相談ください。
住まいの状態とこれからの暮らし方についてなど、
お話をうかがったうえで、愛着のある部分を活かすリフォームを一緒に考えます。
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